未来のエネルギーの主役は何だ?
何だか急に大局的なことを考えてみたくなりました(笑)
今までのエネルギー源は
油(天然ガス含む)
でした。原油で発電し自動車を走らせ熱を得る
そんな暮らし。でも今、世界中で起きている異常気象によって
脱炭素
が叫ばれるようになって、油以外のエネルギーが模索されてる最中だと思います。
そして、その取り組みによって様々な分野で色んな変化が起きていると思います。
火力・原子力からの脱却
人類の経済活動を大きく支えているのが電力ですが
この電力を作り出している大部分の発電方法が火力と原子力です。
しかし火力は大量の二酸化炭素を排出しますし
二酸化炭素を排出しない原子力は使用済みの核燃料の扱いや施設の存在自体が危険で
単純に火力の代替としては全く考えられていないのが現状です。
※実際ロシアとウクライナの戦争でウクライナ国内にある原子力発電所を攻撃するとロシアから警告されていました。
そこで今注目されているのが核融合発電です。
核融合発電とは
原子力発電は原子を分裂させて得る熱を使って蒸気を取り出しますが
核融合発電はプラズマという環境下で原子と原子がくっつく(核融合)ときに出る熱を使って発電します。
原子力との違いは、ウランのような危険な素材ではなく海水から採取できる水素を使用しているのと
核のゴミはなく、放射性物質と化した施設の一部は数十年で放射能が安全と言えるレベルまで下がる。
また、戦争による破壊や事故による誤作動の時、放射能の飛散がない。少ない(核融合に必要なプラズマという環境が無くなると核融合は止まる)
今はまだ超えられないハードルがあるので実用化に至ってはいませんが
その世界の専門家の人たちが実用化に向けて大いに頑張っているところでしょう。
近い将来ポータブル電源は必須になるかも
再生可能エネルギーも近年急速に拡大されていますが
- 太陽光の無い夜は?
- 風の無い日は?
- ダムに水が無くなったら?
こんな不利な部分をカバーしてくれそうなのが
バッテリー
ではないでしょうか。
一定の条件下でしか発電できない施設から発電された電力を集めて溜めて必要な時間帯に必要なくらい供給する。この
溜める
ということができるようになれば再生可能エネルギーも大いに意味のある発電になるわけです。
スマートフォンなどに使われるリチウムイオンバッテリーなどの小型・軽量で充電効率のいいバッテリーが普及するとともに
発電効率のいい太陽光パネルや充電効率のいいバッテリーも登場してきました。
現在はさらなる高性能化への進化が止まらない・・・そんな状態ではないかと思います。
自家発電・自家消費の時代へ
小型バッテリーの進化から考えると
発電した電力を大きな電池に溜めて送電させるよりも
一戸一戸の住宅に置かれたバッテリーに充電して夜間に使ってもらう・・・
こんな仕組みが今は現実的ではないかと思います。
東京都が新築される建物への太陽光パネルの搭載を義務化したばかりですが
そういった取り組みが全国に広まって
より便利により安く、より環境負荷の無い電力の実現に向けた取り組みが目に見えるスピードで進むといいですよね。