自動車でノートパソコン使うならポータブル電源がいい理由とは
自動車の車内で家電を使うためにバッテリーの12Vを100Vに変換するコンバーターは色々ありますが、
なぜポータブル電源の方がいいのか?
それなりに理由はあります。
ポータブル電源は電圧が安定している
その辺で安価に売ってるシガーソケットから電源を取るタイプのコンバーターの出力は自動車のエンジン回転や電装品の動きに影響されます。
入力が影響を受けるとそのまま出力が影響を受けるので精密機械の運転には向いていません。
対するポータブル電源は自動車とは全く関係ないので出力が安定していて、自宅のコンセントと全く同じ感覚で使えます。
ポータブル電源は何時間ノートパソコンが使えるのか?
市販されているもので一般的なのは500Wh程度のポータブル電源です。これは大まかに
100Wの製品が5時間使える
という意味です。ノートパソコンの消費電力が多く見積もって50Wだとすれば
500Wh÷50W=10時間
で、10時間使えるという計算になります。
ポータブル電源購入時の注意
ノートパソコンを使う際の容量の心配がない事はわかりました。でもそれ以外にも注意したいことはあります。それは
正弦波
という表示があるのかどうか。これはコンセントなどと同じ波形で出力できているかの目印。
この表示が無いものもあるのでしっかり確認が必要です。
特にパソコンなどの精密機械は正弦波でないと給電されないことがありますので気を付けてください。
ほとんどの製品の主要諸元に表示があるはずです。
電動工具はパソコンとは違う注意点が必要
ポータブル電源や自動車から電動工具などの電源を取るときは注意が必要です。なぜならモーターを使った電気製品には必ず
起動電力
というものがあるからです。例えば起動電力の大きな電動工具としては
高速カッターやコンプレッサー、家電だと掃除機や冷蔵庫が代表的な例です。
一般的なコンセントの出力ブレーカーは15Aですが、消費電力5Aの電気製品でもスイッチを入れた瞬間だけ15A必要だったりするわけです(製品に表示あり)なので
「定格出力が15Aポータブル電源だから家電製品の消費電力の合計が15AまでOKだよね?」
というわけではないので、モーターを使っている電気製品には注意してくださいね。
この理屈は自動車のシガーソケットを電源とするコンバーターの場合でも同じです。
自宅のコンセントやポータブル電源は使い過ぎによって電源が遮断されても原因と思しき電気製品を外して
ブレーカーをONにすればすぐに電源が復活しますが自動車の場合は
ヒューズが焼ききれる
なのでヒューズBOX内のヒューズの交換が必要になるのでご注意ください。
まとめ
ハイブリッド車には100Vの電源用にコンセントが装備されているものもあります。
そういうものがあればポータブル電源は必要ありませんが、それ以外の自動車で100Vの機器を使う場合は
ポータブル電源を使用した方が安心なのでいいようです。