非常用電源なら家庭用ポータブル電源がおすすめ!冷蔵庫対策にも

非常用電源として家庭用のポータブル電源で冷蔵庫を使いたい?

非常用電源としても期待されるポータブル電源ですが、現状の商品でそういう期待は無理としか言いようがありません(残念)

なぜなら市販されている500Whや1000Wh程度のポータブル電源では

冷蔵庫+その他の家電をせいぜい数時間しか稼動できないから。

それでも稼動できるだけマシかもしれませんけどね。停電が数時間で復旧する可能性もありますし。

起動電力って知ってますか?

ポータブル電源で電気製品を使う時に絶対に無視できないのがこの

起動電力

不思議なくらいポータブル電源のメーカーは説明しませんよね。メーカーが製品を売ろうとした時にどちらかと言うと

不利な情報なんでしょうか?簡単にどんなもんかと言うと

動かす時に必要な電力

です。消費電力が100Wの電気製品でもスイッチONの瞬間だけ400W必要だったりするわけですね。重量上げ競技みたい。

バーベル持ち上げる時はもの凄いエネルギー要るけど持ち上げちゃえばOKみたいな

電気製品によって違う

回転運動や上下左右前後運動を必要とする機器は起動電力が大きく、無いものは小さいようです。

パソコンや電熱器類は起動電力がほぼ無く、電動工具やクーラー、コンプレッサーは大きいです。

冷蔵庫はコンプレッサーを使用しているので起動電力が大きくなります。

冷蔵庫の起動電力とは

4倍ですね。消費電力100Wなら400W。150Wなら600Wの電力を消費する事になります。

なのでよくみる500Wh程度のポータブル電源を非常用電源にしようなんて考えはムリだということがよくわかるでしょう。

500Whのポータブル電源を非常用電源として使う裏ワザ

裏ワザというほどでもないんですが(笑)最初に冷蔵庫だけつなげばいいんです。

起動電力に400W必要。ポータブル電源の性能が500Wh。とすれば400Wでブレーカーは落ちませんし

冷蔵庫は稼動してしまえばその後は100W。なのであと400W他の機器を使えます。

停電の原因を確かめる

現代は停電ってほとんどありませんが、10年前のように発電所由来の停電は長引きます。

で、同じ地震でも発電所や変電所などに影響がなければ復旧がかなり早くなります。

10年前の震災の時は、電源さえあればテレビや携帯電話などの通信インフラが生きてたので停電が長引きそうなのはわかりました。

なので停電が起きた時は、停電の原因を確かめるのがよいと思います。

地震なのか?大雨なのか?土砂災害なのか?洪水なのか?台風なのか?ミスなのか?

ある程度わかれば停電が長引くのかどうか?予想できるかもしれません。

ちなみに地震による停電は復旧早いことが多いです。変電所などのブレーカー落ちが多いようなので、点検後ブレーカーをONにすればライトON!

問題は水や風による設備の破壊

これらは復旧に時間がかかることが多いようです。設備修理前に緊急工事で新たにケーブルを入れたり設備を迂回させたりするので当然でしょうけど。

冷蔵庫を使わない

こういう選択肢はありです。そもそも温存するほど食品が入っているほうが不思議です(笑)

野菜や根菜類なんかは冷蔵庫でなくてもいいです。冷凍食品と乳製品などから先に食べればいいんです。

お肉やお魚類は冷凍庫に入れれば当分は氷点保存できます。

ポータブル電源は冷蔵庫よりも、電子レンジや炊飯器で使いたいですね。

その日のためにソーラーパネル

10年前の震災の時、電気が復旧するのに4~5日かかりました。

今後同等以上の災害が起きないとは言い切れません。もしかしたら電力の復旧に1ヶ月かかる災害が起きるかもしれません。

さすがに一ヶ月となると農家でも自力で生き延びるのは不可能でしょう。支援物資が必要不可欠になってきます。その時

避難所に行くべき人と自宅に居れる人とに分かれるでしょう。

避難所には発電機があるので調理できますが自宅に電気の無い人は避難所に行かざるを得ないでしょう。でも

自宅に電気があれば自宅に居れる!かもしれません(笑)

ポータブル電源を非常用電源として考えている方は、ポータブル電源の容量よりもソーラーパネルの購入を前向きに考えた方がいいのかもしれませんね。

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