ポータブル電源の購入初めてですが大丈夫でしょうか?〔Wh〕のお話
買ったことも使ったこともない方が初めてポータブル電源を買うとなると不安いっぱいですよね。
ここでは初めてポータブル電源を購入する方が
何に注意して購入すればいいのか?
そんなようなことを書いてみました。
初心者は〔Wh〕を確認する
初心者が一番戸惑うのはよく見る
【大容量ーーーWh】
などという表示ではないでしょうか?
この表示がそのポータブル電源の能力のほぼすべてを表しているといっても過言ではありません。
〔Wh〕がその機器の性能
初心者がポータブル電源を購入する時に最初に見るべきは、この【Wh】という部分だけでもいいくらい
この表示がその機器の性能のほぼ全部を語っているといっていいでしょう。
たとえば【500Wh】の場合その意味は大まかに
500W(消費電力)×1h(時間)=500Whと、考えていい。つまり
500Wの機器を1時間ほど使用できる!という意味です。なのでその半分の250Wの機器なら単純に
2時間使用できる
ということになります。
消費電力50Wのノートパソコンならどうでしょうか?
これも500Wh÷50Wで計算します。すると=10になるので
50Wのパソコンなら10時間使える
となります。
500Whの機械で1000Wイケますか?
こういう質問も来そうですね。計算上は500÷1000=0.5時間で
1000W機器を30分
使えそうです。ですが連続して出力できる電力は機器によって違うので必ず取扱説明書などを確認して使用してください。
- 出力
- 定格出力
- 瞬間最大出力
など、出力に関する表記が必ずあるのでご確認ください。
冷蔵庫や電動工具などモーターを使った製品には注意が必要
冷蔵庫や電動工具は動き出す時に一瞬大きな電力を必要とします。
例えば消費電力100Wの冷蔵庫も一瞬だけ200W~400W程度の電力を消費します。
なので500Whのポータブル電源で既に400W程度の機器を使っている時に
「あと100W残っているから♪」
と、100Wの冷蔵庫のコンセントをつなぐとポータブル電源のブレーカーが作動して電気が止まります。
瞬間最大消費電力を知る
なので使用する電気製品の使用する電気製品にも必ず表記があるので
定格出力と瞬間最大出力
を必ず把握してポータブル電源を購入、または使用する必要があります。
そうじゃないと出かけた先で思ったように電気製品が使えなかった!
といことになりますのでね。
2倍で足りない事もある
さっきも例に出した冷蔵庫のように、起動電力が2倍で済めばいいのですが
4倍必要な機器やメーカーもあります。
起動電力は機器やメーカーによって違うのでカタログや機器に貼り付けてあるシールを確認してくださいね。
リン酸鉄リチウムイオンバッテリーを選ぶ
最近はその安全性と長寿命からポータブル電源に
リン酸鉄リチウムバッテリー
が採用されることが多くなってきました。
こういったバッテリーで怖いのが発火の可能性です。
ひとたび発火するとあっという間に燃え上がって逃げる暇もないくらいです。
人によっては自動車に積みっぱなしになる方もいるでしょう。
なら衝突や振動に強い、万が一バッテリー内部が破損しても火災まで至らないような製品が望ましいですね。
重量に注意する
ポータブル電源はイメージよりも重いと思います。
例えばJackeryの最小タイプ(240)でも3.1kgです。
数字で見ると一見軽そうですがリュックに入れるとなかなかの重量です。
これが1000Wh以上の大容量になると女性では持つのに苦労するほど重くなります。
持ち歩く機会が多いのであればバッテリーの能力と重量のちょうどいいところが必要なのかもしれませんね。
ジャンプスターター機能の有無を確認する
バッテリー上がりの自動車を始動させるジャンプスターターですが
最近ポータブル電源にジャンプスターター機能の付いたモデルが登場してきてます。
ジャンプスターター機能が付いているモデルは多くはないので
気になる方はあらかじめ確認しておくといいでしょう。
まとめ
- Wh
- リン酸鉄リチウムイオンバッテリー
- 重量
- ジャンプスタートの有無
この辺を初めてポータブル電源を購入するときに気を付ければ大きく失敗しないのではないでしょうか。