東日本大震災で役に立ったのは電気でした
3:11を経験した私的に震災で最も役に立ったのは・・・
電気でした
被害の大小にもよるんですが、東日本から10年以上経った今、当時を思い返してみて
私があの時本当に、最も欲しかったのは電気だった!っという思いに変わりはありません。
もちろん社会インフラの寸断が長引けば水や食料が欲しいところですが
実際に大きな地震などが起きた時は
どこで?どんな災害で?どのくらいの被害が生じたのか?
電気や水道などの社会インフラはすぐに復旧するのか?できないのか?
炊き出しや避難所などはあるのか?
という情報だと、先の震災で痛感しました。
それらの情報を得るためにテレビやスマホなどの家電製品を使えるように、自宅に
ポータブル電源
など、何らかの非常用電源設備を備えておくのが地震災害などが起きた時のための
最大最強の備えになるのではないか?と、強く思います。
災害時必要なのは電気だ!電気が役に立つに決まってる!無けりゃ避難所探しの旅
蓄電設備の代表格と言えるポータブル電源ですが
「ポータブル電源買っても本当に役に立つのか?」
とお考えの方も多いでしょう。性能いいの買うとけっこうな値段しますからね。
そもそもこんなモノ、本当に必要なのか?その答えは・・・
ポータブル電源を非常用電源と考えるのか?否か・・・にかかっていると思います。
停電の時、家中の電気をつける必要はない
普通のポータブル電源を使って家中の電気なんか点けなくたって一つの暖房器具とテレビと
スマホの充電ができればいいと思いませんか?
あれやこれや使うとポータブル電源の電力なんて数時間でおしまいです。
貴重な電力はできる限り長く使う方がいいと思います。
大地震の時たまたまDC/ACコンバーター持ってた!
僕はあの未曾有の大地震のとき、たまたま自動車のバッテリーを100Vに変換できる
“コンバーター”
を持っていました。バッテリーとコンバーターを宅内に運んで
自宅のテレビのコンセントをつないでテレビをONにして現れたアナウンサーの言葉から
今何が起きているのか?
情報を得ることができました。
そう、たまたま持ってたコンバーターのおかげでテレビのニュースを見ることができ
- 停電などのインフラがすぐに復旧できそうにない
- 故に食料や暖房、薬の準備が必要
- テレビやパソコンや有線から炊き出しや救援物資の情報を探した
- 電話を使って身内の安否確認した
っといったことができました!
そんな僕に言わせればいつかの災害の時の初期行動のための“ポータブル電源”という備えを持つのはもはや必須だと考えます。
車中オフィスやりたくてDC・ACコンバーター持ってた
なんでDC/ACコンバーター持ってたのか?って言うと、普段自動車の中でパソコン使ってたのでクルマに積んでいたんです。
なので地震が来て→自宅に戻って→妻と子供を車に乗せて→両親を病院に迎えに行って→真っ暗な実家に戻った
地震から数時間経過していても電気が復旧していなかった。しかしこの後すぐに電気が復旧するかもしれないし
復旧しないかもしれない
どっちなのか?どうしてもテレビのニュースを見たくてクルマからバッテリーとコンバーターを降ろしてテレビをつけました。
記事:ポータブル電源とインバーターを比べてみた
やっぱり情報は携帯よりテレビだった件
テレビを復旧できた時は思わずガッツポーズしてしまった(笑)
大画面に映し出される津波と原発の状況の映像とアナウンサーの解説で今、何が起きているのかよくわかった。
だから停電もそう簡単に復旧できないかもしれないこともわかりました。
停電でもしばらくの間電話は使える
あの日はちょうど父の退院の日で母が車で迎えに行っていた時刻でした。
地震後どうなっているのか?母にダメ元で携帯電話で連絡してみたら、なんとちゃんとコールするし
数回かけ直してみたら母とつながりました!
大規模な停電でも有線無線問わず通信手段はすぐには死なないんですね。固定電話機も停電対応型なら停電の時も使えるそうです。
NTTやKDDI、SoftBankといった大手電話会社の携帯電話中継基地も発電機が稼動して停電でもしばらくの間は機能するそうです。
つながりにくいけど(アクセスが殺到するため)
あの時は停電後のドサクサの中で入院している親父に付き添ってる母親の携帯電話と僕の携帯電話で連絡を取り合って
信号機と街灯の消えた真っ暗な市街地を車で走って、真っ暗な病院に父母を迎えに行きました。
街の暮らしは電気使う暮らしなのでポータブル電源が役に立つことは間違いないんじゃないか?
田舎の家には仏壇などあるのでろうそくは常備しているし、電気を使わない石油ストーブもある。だからやかんでお湯も沸かせるし食べ物も結構ある。
さらに田舎の燃料はホームタンク式なので灯油の備えのある家も多い。
でも街はそうじゃない。
食べ物はともかく電気さえあれば普段と同じ暮らしができるのに・・・
ポータブル電源ってまさにそういう時のための備えになるのではないでしょうか。
電気があれば情報はおのずと手に入る
スマホだって充電できなければ1日2日ですぐ使えなくなります。
それに災害時ってみんな使うから携帯電話の中継基地が超混雑して使えなくなること必至!
こういう時こそテレビをつけた方がいいと思います。
テレビはほぼ一方通行の通信インフラなので、受像機さえあれば電波的渋滞も無く
- 津波や火災の情報
- 避難所や炊き出しの情報
- 支援物資の供給場所
- 被害の状況
などの情報がすぐに手に入ります。でもそれは
電気があればこそ・・・・
ですけどね。
イザ!という時電気が無い?
高性能のポータブル電源を購入した!さぁいつ停電しても大丈夫!・・・あれ?停電しないな(笑)
そして何年も放置されていると電池と言うもの、自然放電して電気が無くなるのは普通のことです。
なので災害対策も考えるならソーラーパネル充電器用意しておきましょう。これがあれば
停電中でもポータブル電源を充電できます。
知らない人には意外な盲点ですが、電池類は満充電になってても、放置すると少しずつ放電して
最後は電気が無くなります。
半年に一度程度充電し直せばいいんですが、ソーラーパネルがあれば
停電が長引いても安心ですね。
停電時役に立つのは大容量か小容量か?
ポータブル電源を購入する時に悩むテーマの一つですよね。これはポータブル電源を使ってどうしたいのか?が、ポータブル電源の容量を決める時の要素の一つになると思います。(上の広告のEENOURは最新の大容量です)
大容量でいつも通りの生活を維持するのか?小さなポータブル電源で最小限の家電製品の維持に努めるか?
小さい容量のポータブル電源だとスマホの充電や小さな明かりのみに限定しないといけませんがそのかわり
ソーラーパネルを使った充電で立ち直りは早い。
それに小さいと手軽に普段使いでできるので、車の中でパソコン使ったりちょいちょい使えます。なので
小容量もありか?
でも小容量だとキャンプは微妙かな?
炊飯器や電気毛布使うとなると500wh以上いるかも。そんな気がします。
震災の時は数日電気は復旧しませんでした。その後全国で二日以上停電が続くような災害がたびたび起こっています。
すぐに復旧しない停電って思っているよりもけっこうあるのでてごろなポータブル電源があったらとりあえず入手しておきたいですね。
せっかく買ったポータブル電源。普段役に立つか?電動工具の起動電力
ポータブル電源なんてイイ物持っているんですからキャンプやDIYなんかで使えたら最高ですよね。でもこの時に注意して欲しいのが電動工具の
起動電力
モーターを使っている電気製品全てなんですが、モーターが回転し始める時に消費電力の2~5倍程度の電力を消費するんです。
例えば瞬間最大使用電力が250Wのポータブル電源に消費電力250Wのモーターって使えそうですよね?でも使ってみると・・・
ブレーカーが落ちて使えません。
なぜなら回り出した瞬間500W以上の電力を必要とするからです。
なのでこれからポータブル電源を購入して電動工具を使う予定のある方は、自分の電動工具の
瞬間最大消費電力
のチェックは必須です。ポータブル電源のスペックにちゃんと記載があるので確認してください(この辺は“ポータブル電源で電動工具を使いたい!決め手は瞬間最大出力”で詳しくお伝えしています)
ちなみにJackrey製品の場合全て
定格出力の2倍
になっているようです。